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仕様説明: EQC20用 RFIDタグ付きコネクタ

概要

RFID識別モジュール + 電気接続モジュール グリップツール自動認識用システム。
本システムは、RFIDリーダー (RRAQC) およびメモリーTAG (RRBQC) で構成されています。
• 2つの部品は別々に供給されます:  RRAQC – ロボット側 (リーダー) [NPN仕様の型式:RRAQCN]  RRBQC – ツール側 (TAG)

使用方法(ハンドの認識)

• 新しいGimatic Androidアプリにより、お使いのスマートフォンとも通信可能
• 最大255の識別可能ツール。
• 8つのデジタル出力 (24 VDC) を用いたツールのバイナリコーディング。

使用方法(予防保全)

• ツールのサイクルカウント用のデジタル出力。
• ツールがサイクルのプリセット数に到達した際、ツールメンテナンスアラート用のデジタル出力。

使用方法(ハンドの導入時・保守)

• ツール技術データ保存(部品リスト、ハンドの重量・外形寸法)
• ツールデータエリアが利用可能。

ハンド等の電気接続

• 16の電気接続。
• セルフクリーニングフィーラーピン。
• RFIDモジュール出力:2本のケーブル 8 x 0.14 mm²。
• 電気配線用モジュール出力:2本のケーブル 8 x 0.14 mm²。

開発の背景

RR_QCコネクターは電動ツールチェンジャー:EQC20の付属品として誕生しました。
このシステムの主な用途は、部品の自動ハンドリングです。 通常、この部品のハンドリングのために、ロボットは複数のEOAT(End Of The Arm Tools)と組み合わせて、特定の操作に特化した形で使用されます。 その際、ロボットの手首にはリーダーユニット(RRAQC/RRAQCN)が、ツール側にはTAGメモリコンポーネント(RRBQC)が装備し、使用することを想定しています。
アプリケーションのセットアップ時に、TAGにEOAT固有の情報(識別番号(ID)、質量、形状、部品リストなど)を入力できます(スマートフォンと専用APP1または専用インターフェイスボックス付きソフトウェアPC2による)。
これらのデータはすべてTAGのメモリに永久保存され、その一部は通常運転中にリーダーユニットによって最終的に更新されます。
リーダーが特定のTAGに近づくと、TAGのIDのバイナリ表現が8つのデジタル出力ピン (DO_1...DO_8) に生成され、ロボットがインストールされたEOATとプログラムされたタスクの対応を確認することができます。
特定のデジタル入力信号(DI_Count)は、EOATによって実行されたサイクル数(つまりセンサボックスから来る信号)をカウントするためにも利用でき、予知保全の実施を可能にします。

型式

RRAQC(ロボット側:PNP)RRAQCN(ロボット側:NPN)RRBQC(ツール側)
本体材質PA12製(ポリカーボネート、ガラス繊維入り)PA12製(ポリカーボネート、ガラス繊維入り)PA12製(ポリカーボネート、ガラス繊維入り)
検知距離<10mm
周波数13.56MHz
重量75g75g45g
ユーザー接続の数161616
配線8芯x 4本8芯x 4本8芯x 2本
ケーブル仕様0.14mm2 x 8芯0.14mm2 x 8芯0.14mm2 x 8芯
ケーブル長さ500mm
ケーブル材質ポリウレタン
保護等級IP40IP67
供給電源24Vdc ± 10% 0.15A
接点タイプメスオス
許容電流値1A
通信インターフェースRS-232なし
メモリータイプなしMIFARE DESFire EV2
出力信号8個(ツール認識)+2個(アラート)PNP8個(ツール認識)+2個(アラート)NPN
入力信号1個(サイクルカウント)PNP1個(サイクルカウント)NPN
使用温度範囲+ 5 ~ 60.℃

配線の割り付け

ケーブル1(ハンド用、フリー)ケーブル2(ハンド用、フリー)ケーブル3(通信線)ケーブル4(ハンド認識用IO)
1:黄色電源用 GNDデジタル出力1(ビット1)
2:ピンクRXデジタル出力2(ビット2)
3:緑TXデジタル出力3(ビット3)
4:青デジタル入力(サイクルカウント用)デジタル出力4(ビット4)
5:白デジタル出力(FAULT出力用)デジタル出力5(ビット5)
6:茶色デジタル出力(メンテナンス喚起用)デジタル出力6(ビット6)
7:赤電源用GNDデジタル出力7(ビット7)
8::灰色24Vdcデジタル出力8(ビット8)

取扱説明書